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小泉 誠
生活や暮らしの方法は様々なはずなのに、住空間の間取りから、随分制約され、家庭と仕事までもがあたりまえのように分離されています。
ひと昔前は、商店の奥の引き戸の向こう側で、こたつに入って煎餅なんかをかじっている店のおばあちゃんをよく見かけたものです。
食う、寝る、遊ぶ、そして働くはもっと身近であってほしいものです。
目が覚めて、目覚めのコーヒーを一杯なんて人は随分いると思いますが、最近は、目覚めのパソコン(メールチェック)という感じでしょう。
出来ることなら、そのままだらだらとトースト片手にひと仕事したいものです。
そして、もうひと眠りなんてできたら最高ですよね。
寝る(リラックス)環境を中心に、幾つかの機能を備え付けるだけで、立派な労働環境が出来上がるかも知れません。
今回は、特定の空間のためだけではなく、この「道具」が置かれることで、どのような場でも働く環境を形成できる、場づくりの道具を提案します。
そして、友人である彫刻家の神林厚氏の住宅兼アトリエである築50年の古い家屋の中にこの「道具」を挿入して新たな場を構築し、会期中、
神林氏の生活とともに小泉の仕事場として機能します。
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