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松葉 力+田島則行(tele-design)
コンセプト
プログラムによる都市的な構成がテーマとなっており「新聞販売店の作業所」「事務所」「パーソナルオフィス」「両親の住宅(住居A)」「子息の住宅(住居B)」「従業員寮(ワンルーム賃貸アパート)」「屋根付駐車場」「庭」といった8つの機能が、複雑に絡み合い、お互いに隣接しつつも分断され、平面的にも断面的にも重層し寄せ木細工のように組み合わされている。地方都市のこれといった特徴のないコンテクストに対し、その構成そのものが都市に対する立面として露になり、いわば都市の平面的な構成が立体化された形で、環境を充足しようという試みである。
また、それぞれの空間は、その空間の性格により、都市に対して開くパブリックな領域と内に向かって開くプライベートな住宅が巧みに振り分けられ、断面的に開放される方向が限定される仕組みになっている。そういったそれぞれの空間の強度のある大ガラスによるオフィスエリアや左官壁により閉鎖的な住居、そしてワンルームアパート部分は溶融亜鉛メッキされた有孔折板によってシャープに区切られて、お互いに相容れない素材が隣り合い、スケール的にもコントラスト的にも、都市空間にある種のテンション(緊張感)を投影している。
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写真提供:Takeshi Taira
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